歌舞伎俳優の中村吉右衛門(73)がこのほど、都内で、歌舞伎座公演「秀山祭九月大歌舞伎」(9月1~25日)の発表会見を行った。初代吉右衛門の俳名「秀山」を冠して行われる公演。今年は06年の初演から10回の節目にあたる。吉右衛門は「初代の優れた所を継承していく。僕の天命と思ってやっております」と意気込んだ。
今回は自身監修の演目「再桜遇清水」には登場せず、2演目の出演にとどめた。「70歳を超えたジジイだからでございます。千秋楽まで無事に務められるか心配がございまして2つとさせていただいています」と説明し、笑わせた。