没後40年エルビス人気は健在 命日に“そっくりさん”も登場
「ロックンロールの王様」エルビス・プレスリーが死去してから16日で40年を迎えた。華麗な人生を終えた米南部テネシー州メンフィスの旧邸宅「グレースランド」には15日夜、熱狂的なファンが集まり、ろうそくや花束を手に米国の最大のロックスターをしのんだ。
命日に合わせてオーストラリアのシドニーから訪れたロビン・コギンズさん(73)は「エルビスの音楽や考え方、全てが最高だと思っている。今後も彼を超えるような人は現れないと思う」と語った。
旧邸宅前には真っ白なジャンプスーツ姿で、長く伸ばしたもみあげのかつらをかぶったプレスリーの“そっくりさん”も登場し、場を盛り上げた。メンフィス市内の薬局に勤務する女性(21)は「毎年この時期になると各地から驚くほどたくさんの人が訪れる。年を経るごとに増えているような気がする」と話した。