オノ・ヨーコが「イマジン」秘話を明かす 「共作の部分は彼にあげようって」
故ジョン・レノンの妻でアーティストのオノ・ヨーコ(84)が18日放送のNHK総合「ファミリーヒストリー」に息子でミュージシャンのショーン・レノン(41)と出演し、ジョンの代表曲「イマジン」(1971年)の秘話を明かした。
ヨーコは今年6月、全米音楽出版社協会から「イマジン」の共作者であると認定された。
番組ではヨーコが1964年に自費出版した「グレープフルーツ」の中に、後に「イマジン」に発展する部分があることを指摘。妹の小野節子さんも「(『イマジン』の)詞の言葉を聞いて、これはもう姉の影響がすごく深いだろうっていうことはすぐ分かりましたね」と語っている。
ヨーコは「私も書いたんだってことになったら、あの『イマジン』っていう歌は消えちゃったと思うの。だから、やっぱし良かったと思うの、ジョン・レノン(作)ってことで」と、「イマジン」が長らくジョン1人の作品とされていた意義は肯定した。
その上で「ジョンがとっても苦しんでいる時だったの。というのは、あの3人(ポール・マッカートニー、ジョージ・ハリソン、リンゴ・スター)と別れたでしょ。だからね、私と一緒に(ビートルズを)出ちゃうってことでね。それで、私の共作の部分は、彼にあげようってことで」と当時の心境を説明。
英語で「I WANTED TO GIVE IT HIM AS A PRESENT(彼にプレゼントしたかったのよ)」と付け加えていた。