鈴木紗理奈、初日挨拶で涙「シングルマザーで歯を食いしばってきた日々が…」
女優・鈴木紗理奈(40)が19日、大阪府内で、初主演映画「キセキの葉書」の公開初日の舞台挨拶を行った。
7月にスペインで開催されたマドリード国際映画祭で最優秀外国映画主演女優賞を受賞。登壇した紗理奈は満場の客席から拍手を浴びると「皆さんに見ていただける日が現実となり…」と涙声になった。
「この映画に出会って人生が変わりました。お芝居に魅了され、この映画をきっかけに、役者の仕事に正面から向かい合っていきたいと思わせてもらいました」と、涙をぬぐいながら語った。
紗理奈は「40歳になるんですけど…シングルです、よろしくお願いします」と笑いを誘いながら「海外で賞までいただき、これまでの仕事も頑張ってきましたが、自分の中でシングルマザーとして歯を食いしばってきた日々があったので、きょう見る光景も、ご褒美をいただいた気持ちです」と感謝した。
同作で紗理奈は、難病の娘と、認知症の母を抱えながらもひたむきに生きる主人公を演じた。
13年に離婚後は、東京で子供と暮らしている紗理奈は「子育てで後悔したくない」と、昨年に関西で行われた映画の撮影に、ほぼ毎日、東京から通う形で参加。子供の寝顔を見るために、最終列車で自宅に戻る日々を続けていた。