松岡修造、負傷錦織にカレンダーから金言「感じてごらん、みんなの想い」
スポーツキャスター、タレントの松岡修造(49)が21日、都内で自身が登場する日めくりカレンダーの第3弾「修造日めくり まいにち、テニス!」の発刊記念トークイベントに出演した。ジュニア合宿などで指導していた男子テニスの錦織圭(27)が右手首腱の負傷で今季全試合を欠場することについて、「立ち直れないぐらいショック」と嘆き、「-まいにち、テニス!」にも収録されている一つの言葉を贈りたいと語った。
「-まいにち、テニス!」は、松岡が登場する日めくりカレンダーシリーズの第3弾。人生を前向きに過ごすヒントになる言葉が、表情豊かな松岡のユーモラスな姿とともに収録されている。今回のイベントでも名作テニスアニメ「エースをねらえ!」の替え歌を歌いながら登場。「いつまで歌わせるんだ!」と自分に突っ込みを入れるハイテンションぶりは健在だった。
だが、錦織の話題を切り出すとやや暗い表情に。今回のカレンダーも「錦織選手がグランドスラムを優勝した時に出そうと思ってた。(タイミングが)重なればいいなと思っていた」と残念がっていた。「昔のテニスって運ぶ感じだったんです。ラケットを。強打とかあんまりしない。今はバーンッと手首を使う動作がすごく多くなってるから。手首をつかう動きで長期の休養に入ってしまう選手が多くなっているんです」とさすがの見地でけがの理由も分析した。
ここで、「一番つらいのは錦織選手」とした上で、「この言葉を贈りたい」と一つの言葉を挙げた。16日の項目にある「感じてごらん、みんなの想い」だった。
これは松岡がさまざまな選手のジュニア合宿で言ってきた言葉だという。日々プレシャーを感じている選手に、親の手紙を渡すと号泣されるというエピソードを引き合いに、「テニスコートでは一人じゃないんだということに気付いてほしい」と呼びかけた。
イベントでは真面目になりすぎるのを自重する松岡だが、錦織に関しては「錦織選手もスポンサーをはじめ日本中の、世界中の応援している人に申し訳ないと(思っているはず)。僕らの思いは早く戻ってきてほしい、強い圭でいてほしい」と真摯に復帰を願っていた。