韓国の人気デュオ・東方神起が２１日、都内で会見し、兵役や義務警察の服務を終えて、約２年ぶりに活動を再開することを発表した。日本語で会見をこなしたユンホ（３１）とチャンミン（２９）は、「これが新たなスタート。今まで愛してくれてありがとうございます」と宣言し、３度目の５大ドームツアーを１１月から実施することも報告。再始動をド派手に飾ることになった。

　デュオ活動を休止してから２年１カ月。入隊前国内ラストライブとなった２０１５年４月２日の東京ドームで「すぐ戻ってきて、皆さんに会うから」とファンと交わした約束を果たしに、最強の二人が帰ってきた。

　ユンホは今年４月に、チャンミンは今月１８日に、それぞれ除隊。一足先にソロで仕事を再開し、７月には日本でステージにも立ったユンホは、「１人よりチャンミンとやった方が気持ちいいです。チャンミンと『東方神起です』とあいさつできたのが１番うれしい」と“相方愛”をあふれさせた。

　除隊後３日目のチャンミンは、「１日くらい休めると思ったら、１日も休めず」と苦笑い。「まだ髪が伸びる時間が必要」と“兵隊スタイル”の短髪を、ネタのように何度も気にした。「３日間なので昔より日本語がしゃべれなくて」と謙そんすると、ユンホが「俺よりペラペラだよ！！」とツッコんで、息ピッタリのコンビネーションを早速披露した。

　すでに活動予定はめじろ押しで、１１月から来年１月にかけて自身３度目の５大ドームツアーを実施することを発表。チャンミンは「情熱、汗、涙を共感し合える」とファンとの再会を待ちきれない様子で、ユンホも「夢、希望が伝わるライブができたらうれしい」と胸を高鳴らせた。１０月２５日にはベストアルバム「ＦＩＮＥ　ＣＯＬＬＥＣＴＩＯＮ～Ｂｅｇｉｎ　Ａｇａｉｎ～」のリリースも控える。

　日本での登壇に先立って、東方神起はこの日午前１１時から、韓国・ソウルでも会見を開いた。紫色のジャケットに身を包んだチャンミンは、「除隊から１週間もたってないので緊張する。まだ警察の制服の方が楽な気がする」と母国のメディアにジョークを交えてコメント。午後３時過ぎの飛行機で日本へ飛び、午後５時半に東京・羽田空港に着くと、六本木ヒルズの会見場へと向かった。

　２２日には香港での会見も予定。リスタート早々に２日間３カ国での“復帰お披露目巡業”をこなす多忙ぶりで、ブランクを感じさせない不変の人気を証明していた。