林家こん平、恩人・桂歌丸との共闘誓う「一生懸命いきたいと思います」

 04年に多発性硬化症を発症し長期にわたって闘病している落語家の林家こん平が22日、都内で行われた「都電落語会3周年メディアプロモーション」に出席した。得意の「チャラ~ン」も披露し、健在ぶりをアピールした後は、自身と同じく体調と相談しながら活動している「笑点」の仲間・桂歌丸にエールを送った。

 歌丸は今年6月2日に左肺炎慢性呼吸不全の急性増悪で入院し同月14日に退院するなど、入退院を繰り返しながらも体調と相談して活動を続けている。この話題を振られたこん平は思いをかみしめるような表情で、「(私たちは)一生懸命いきたいと思います。これから皆さん、ぜひ、よろしくお願いします。どんどんいきますから」と語った。聞き取りづらい部分はあったものの、恩人だから、と水を向けられると「そうです」と力強くうなずいていた。

 月1回のペースで開催している、都電荒川線の車両内で行う都電落語会の3周年を記念してイベントが行われた。趣味の卓球でラリーを19回続ける回復ぶりも披露した。現在は週1回自宅でストレッチによるリハビリを行い、卓球は2月に1度ほどのペースでラケットを握っているという。

 午後には関係者向けの都電落語会に出席。次女の笠井咲さんによる「寿限無」の読み聞かせと、桂竹もんによる「穴子でからぬけ」を笑顔で見守った。最後のあいさつでは渾身の力で「1、2、3、チャラ~ン」と叫び、都電落語会を目標の2020年東京五輪・パラリンピックまで完走させることを誓った。

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