貫地谷しほり&大東駿介 湊かなえ氏原作の映画に主演
女優・貫地谷しほり(31)と俳優・大東駿介(31)が22日、W主演映画「望郷」(9月16日公開)の完成披露試写会に登場した。
小説家・湊かなえ氏の短編集「望郷」の中から「夢の国」、「光の航路」の2編を映画化し1つの作品として上映するもの。貫地谷が「夢の国」、大東が「光の航路」の主演を務め、お互いがそれぞれの作品にも出演している。
撮影は湊氏の故郷、広島県・因島で行われたが「夢の国」は夜のシーンが多かったため貫地谷は「苦しかった。朝から晩までタイトな撮影で、一度東京も往復した」と、振り返った。一方の大東は「レモン農家の方と食事に行った」などどと、余裕のスケジュールの撮影で、島生活にすっかり馴染(なじ)んでいた。
また劇中、母親役で共演した木村多江に、貫地谷は「現場はとても明るくなった。パワフルでブレない強い先輩。誰よりはつらつしていた。いろいろ支えてもらった」と感謝の言葉を口にした。また父親役で共演した緒形直人について大東は、共演シーンは少なかったものの緒形のシーンの撮影はずっと見学していたそうで「言葉、セリフに対する責任を感じた。本当に勉強させていただいた」と、貴重な経験となったという。