今井絵理子参院議員（３３）との不倫疑惑渦中にあり、２３日発売の「週刊新潮」で今度は政務活動費を巡る疑惑が報じられた神戸市議の橋本健氏（３７）が２３日、神戸市役所で会見した。今井議員との不倫問題については「今井議員に関しては、お控えしたい」と回答を拒否した。

　この日の会見前には、市役所を使っての会見であるため、市側の要望で、質問は政務活動費の問題に限定してほしい旨が伝えられた。

　紺色のスーツにネクタイ姿で姿を見せた橋本市議は神妙な面持ち。週刊誌報道で、公費である政務活動費約７２０万円を使って２０１０年から５年間に発行・配布したとしている政策チラシ「ハシケン通信」に対して「架空発注」の疑義が指摘されたことに、橋本氏は「ご批判を免れないが、現状、客観的に（配布したことを）証明できる資料等がない。どうしたらいいか悩んでいる」などと謝罪した。

　報道陣から「今井議員とは一線を越えていないとのことだが、政務活動費の使途が明確に示せないのは、越えてはいけないラインではないか」と不倫疑惑に迫る質問をされると、橋本氏は「ごめんなさい。その表現について（の回答）は控えさせていただきたい。別の表現だったらお伝えする」と拒否。

　「今井議員との関係の説明で、市民が納得したと思うか」と問われても「今井議員に関しては、お控えしたい」と返した。