藤井四段が公式戦初のA級棋士と対局 昼食は麺ではなくステーキ定食

 昨年12月のデビュー以降無敗で「29」連勝を達成し、連勝記録を更新した中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(15)が24日、関西将棋会館で棋王戦の本戦に臨み、豊島将之(27)八段との対局を開始した。藤井四段はこの対局に敗れると、中学生でのタイトル獲得の可能性が事実上消滅する。

 藤井四段の先手で始まった対局。藤井四段はいつも通りお茶をすすってから、飛車先の歩を突いた。対局相手の豊島八段は順位戦で最上位のA級に在籍する実力者で、藤井四段が公式戦でA級棋士と対局するのは初めて。2人は5月に非公式戦で対局しているが、藤井四段が敗れていた。

 この日の昼食には、居酒屋「内山田」の和牛ステーキ定食(1200円)を注文。関係者によると、同店は最近、関西将棋会館で頼むことの出来る出前メニューに加わったという。

 持ち時間は各4時間で、夕方から夜にかけて決着する見通し。藤井四段の通算成績は38勝3敗。

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