藤井四段、千日手で指し直し 公式戦で2度目
昨年12月のデビュー以降無敗で「29」連勝を達成し、連勝記録を更新した中学3年生の最年少棋士・藤井聡太四段(15)が24日、関西将棋会館で棋王戦本戦の豊島将之(27)八段との対局を行い、59手で千日手が成立した。指し直し局は、昼食休憩を挟んで12時40分から行われる。
藤井四段が公式戦で千日手となるのは2度目。6月2日に行われた、澤田真吾六段との棋王戦予選決勝以来。千日手とは、同一局面が4回現れることで、先後を入れ替えて、指し直しとなる。
藤井四段の先手で10時から始まった対局。藤井四段はいつも通りお茶をすすってから、飛車先の歩を突いた。対局相手の豊島八段は順位戦で最上位のA級に在籍する実力者で、藤井四段が公式戦でA級棋士と対局するのは初めて。2人は5月に非公式戦で対局しているが、藤井四段が敗れていた。
持ち時間は各4時間で、夜には決着する見通し。藤井四段の通算成績は38勝3敗。