桂文珍 笑いと免疫の関係研究で「私の免疫も上がっている」
落語家の桂文珍(68)が24日、大阪市内で開かれたお笑いとがん医療の研究イベント「大阪国際がんセンター わろてまえ劇場」で落語を披露した。
同イベントは5月からスタートし、8回目の今回が最終回。お笑いを鑑賞した被験者の血液検査を行い、笑いと免疫力の関係が研究される。取材に応じた文珍は「私自身の体がどういうことになるかもぜひ知りたい。笑いを提供してお客さんに笑っていただいたので、きっと私の免疫も上がっているでしょう」と、笑いを提供する側にも健康効果があることを熱弁した。
以前、風邪をひいて発熱した状態で仕事をした時も、高座を終えると元気になっていたことがあったという。「お客さんに注射をしていただいたような感じ。アドレナリンが出るんでしょうね」と、笑いと健康の関係性を実感していた。
高座では「将棋の藤井四段、すごいですな。いいでしょ、この扇子。(藤井四段のグッズは)手に入りにくいから、自分で作りました」と、白地に揮毫(きごう)の入った扇子を見せびらかすなど、被験者を含む250人の観客から笑いを取っていた。
これまでの開催では落語家の桂文枝(74)や桂ざこば(69)、漫才コンビのオール阪神・巨人らが舞台に立った。結果は3~4カ月後に判明する予定という。