ジャニー社長が夢プラン 銀座から2020年東京五輪で世界をおもてなし

 「Mr.KING」「Prince」らジャニーズJr.24人が25日、東京・銀座の観世能楽堂で行われたイベント「ショービズ STARS in 銀座」に出席した。

 各グループが9月に銀座の2劇場で出演する舞台を主催する東宝と松竹が史上初めて合同で会見を開催。ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長(85)がかねて構想していた2020年東京五輪に向けての銀座発“世界おもてなし構想”が本格始動した。Jr.たちは銀座舞台や五輪開会式参加で世界の人々を歓待する夢を高らかに宣言した。

 東京五輪決定時から口にしてきたジャニー氏の構想が、いよいよ実現に向け動き出した。

 ジャニー氏は「日本のショービジネスの中心は、世界に通じる国際的な街、有楽町・銀座です。海外から来られた方々も含め、オリンピックをご覧になった方々のアフターアワーを最大限、エンターテインメントで心を込めておもてなしさせていただきたい」とコメントした。

 この理念に賛同した東宝と松竹は、ライバル会社の垣根を越えた。東宝主催でMr.KINGらが出演する舞台「JOHNNYS’ YOU&ME ISLAND」(9月6~30日、東京・帝国劇場)、松竹主催でSixTONES(ストーンズ)らが出演する舞台「少年たち~Born TOMORROW~」(9月7~28日、東京・日生劇場)が同時期に銀座で上演されることから、両社が史上初の合同会見に踏み切った。

 はかま姿のSixTONESのジェシー(21)は、「ジャニーさんの舞台はフライングなど伝統が詰まっている。海外のお客さんが日本に住みたいとなるように」と望み、「五輪に出場するJr.が出るかも」と笑顔。Mr.KINGの平野紫耀(20)も「ショーでお出迎えしたい。開会式?ぜひ」と新国立競技場で行われる開会式でのパフォーマンスを希望した。

 ジャニーズのショーは外国人からも人気が高く、アジアを中心に海外から訪れるファンも多かった。現時点では20年に行うショーの内容は未定だが、ジャニー氏が思い描く夢のおもてなしは世界で評判になりそうだ。

 銀座・有楽町・日比谷エリアには歌舞伎座をはじめ、会見が行われた観世能楽堂、ミュージカルの聖地・帝国劇場など、日本を代表する劇場が集結。

 ジャニーズも堂本光一主演「SHOCK」などを帝劇で、「滝沢歌舞伎」を新橋演舞場で上演。日生劇場やシアタークリエではショーやコンサートを行っている。

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