俳優・菅田将暉（２４）が２７日、都内で主演映画「あゝ、荒野」（１０月７日に前編、同２１日に後編が公開）の完成披露上映会に、Ｗ主演のヤン・イクチュン（４１）らが登場した。

　作品は、寺山修司氏の唯一の長編小説が原作。真逆な性格の２人がプロボクサーを目指す姿、取り巻く人間模様などを描く物語。菅田はボクサー役のため、５０キロ台の体重を６０キロ代に増量。さらにジムで本格的に鍛え抜くなど、体を張って役作りに励んだ。

　この日の舞台あいさつでは、鍛え上げた成果を披露すべく、Ｗ主演の２人がボクシンググローブを着け、巨大ボードをパンチで打ち破って登場。だが、撮影終了から時間が経過していることもありパンチのパワーが落ちたのか、なかなか破れず登壇に時間がかかってしまうハプニング。

　菅田は「撮影の時は鍛えていたけど衰えてしまって。１発で破れなかった。でも映画の中では鍛え抜いた姿なので、ぜひ見てほしい」と苦笑いでアピールしていた。