尾上菊五郎、爆笑会見 ミサイルも不倫もネタに
歌舞伎俳優の尾上菊五郎(74)が30日、都内で行われた十月大歌舞伎「マハーバーラタ戦記」(10月1日初日、東京・歌舞伎座)の製作発表会見に長男・菊之助(40)とともに登場し、爆笑コメントの連発で会見を盛り上げた。
公演は世界三大叙事詩といわれるインドの古典を初めて歌舞伎化した新作。2014年から菊之助が歌舞伎化を企画し、上演にこぎつけた。菊五郎は「菊之助がゴソゴソやってたけど、本当はオレいらないんじゃないかと思った。インドというから、冷やかしに来た」とおとぼけ。神の那羅延天良と仙人の久理修那の2役を演じるが「神様だぜい。戦記と書いてあるけど、喜劇みたいところもあってスカート履いたり」と笑いを誘った。
菊五郎は役作りに関して「日本人の持っている感覚で演じていかないと…それは変えられない思う。インドだから何かあったら昭和通りのナイルのオヤジに聞くよ」と歌舞伎俳優御用達のインド料理店の名前を出して場内を大爆笑させた。
海外公演の可能性を問われると「どうだろう。日本で当てないとね。神様は逃げるよ。飛行機怖い、ミサイル怖い」と時事ネタを使ってはぐらかした。
29日に一般女性との婚約を発表した坂東巳之助(27)には「前から知っていた。相手も紹介してもらっているし。いいんじゃない。親(故坂東三津五郎さん)のマネだけはするなと言っときました」と不倫騒動を含め二度の結婚・離婚をした父親を引き合いに祝福といさめの言葉を贈った。