６月に行われた「第９回選抜総選挙」で結婚宣言を行い騒動となったＮＭＢ４８・須藤凜々花（２０）が３０日、大阪・ＮＭＢ４８劇場で卒業公演を行い、グループに別れを告げた。ステージでは、結婚や卒業後の活動について具体的に話すことはなかった。須藤は卒業後も芸能活動を継続する意向をラジオ等で明かしている。

　選抜総選挙で「結婚します！」と宣言してから２カ月半。破天荒な言動で物議をかもした須藤らしからぬ“安全運転”の卒業公演だった。

　この日の公演は「ありがたやです。本当にありがたやです」と須藤らしい口調でファンへ語りかけ、開幕。「最後まで一緒に居てくださってありがとうございます」と笑顔で感謝し、「お別れが出来て本当に良かったです」と卒業の経緯をかみしめるように言葉を続けた。

　だが、今後についてはほとんど明かされなかった。今後も芸能活動を続ける意向を明かしている須藤だが、この日は「これからも、姿を見せながら夢を追いかけられるように頑張ります」と話したのみ。また、騒動の発端となった「結婚」にも言及しなかった。関係者によると、現時点で具体的に話が進んでいることはないという。

　ラストでは「（皆さんのことが）本当に大好きです！」と絶叫。続けて「渋谷で待ってるぜ！」と３１日に行われる卒業後初仕事のインターネットラジオをＰＲして終わった。

　須藤は１３年の「ドラフト会議」で、争奪戦を経てＮＭＢに加入、チームＮで活動していた。