桂きん枝「小文枝」襲名へ 27年ぶり復活
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落語家の桂きん枝(66)が4日、大阪市内で会見し、19年春に「四代 桂小文枝」を襲名すると発表した。小文枝は師匠の5代目桂文枝さんが長く使っていた名跡で、27年ぶりの復活となる。
襲名の話が浮上した約3年前に「荷が重い」と慎重だったきん枝が決断した。周囲から「きん枝君の小文枝を作ったらいい」と背中を押されたといい、「70(歳)近いので何年頑張れるか分かりませんが、師匠に近づけるように一歩一歩、頑張りたい」と話した。
この日の会見には、兄弟子の桂文枝(74)も同席。破門された経験を持つきん枝に「問題児」と毒を吐きながらも、人望の厚さなどを評価しているとし「(襲名は)功労賞だと思っています」とエールを送った。