女優・有村架純（２４）がヒロインを務めるＮＨＫ連続テレビ小説「ひよっこ」（総合、月～土曜、前８・００）が４日、都内の同局でクランクアップを迎えた。撮影終了直後に行われたセレモニーで有村は、モニターに流された撮影の軌跡を見て感極まり号泣。タオルで何度も涙をぬぐった。

　昨年６月にヒロインに決まり、９月下旬から撮影がスタート。谷田部みね子になりきった１年を「毎日、毎日、『ひよっこ』のことだけを考えて過ごしてきました」と振り返った。重圧に苦しむ自身を支えてくれた共演者が、大勢駆けつける中、「こんなに温かいみなさんと温かい作品が作れて幸せです」と感無量の面持ちであいさつ。「『ひよっこ』という世界で過ごせたことは私の宝物です。すごく誇りに思います」と感謝した。

　この日は３０日放送のラストシーンを撮影し、みね子は「またね！」のセリフを口にした。期待される続編について、ＮＨＫの菓子浩制作統括は「チャンスがあれば」と前向きだった。