松居劇場 想定外の“珍道中” 電車で家裁 バスで帰宅…調停の内容にはノーコメント

 女優の松居一代(60)と、夫で俳優の船越英一郎(57)の第1回離婚調停が4日、東京家庭裁判所で開かれた。松居は東京・世田谷の自宅から徒歩と電車で家裁に向かい、船越側は代理人が出席。ブログやYouTubeでの衝撃暴露で世間の注目を集めた松居だけに、移動中には“大名行列”のように報道陣を引き連れたが、調停の内容についてはノーコメントを貫いた。

 “松居劇場”の新章は、予想外の幕開けだった。離婚への節目とあって、自宅前には早朝から報道陣が集結。午後0時半ごろに姿を見せた松居は、ブログにたびたび登場する愛車「フィアット君」か、納車したばかりの高級外車・ベントレーに乗り込むかと思いきや、意外な行動に出た。

 歩き始めた松居は「どちらに行かれるんですか?」という問いかけに、「駅ですけど」と返すと、そのまま最寄り駅に向かった。テレビカメラを含む20人が後を追ったが、矢継ぎ早の質問には無言。集団を引き連れる形で切符を購入して電車に乗り込んだ。車内では中年男女から話しかけられ、談笑する場面もあった。

 2度の乗り換えを経て、家裁がある霞ヶ関駅に到着。最終的には約50人の報道陣に囲まれながら「皆さま、ご苦労さまです」とひと言だけ残し、裁判所へ入った。ブログで「アジアNo.1の法律事務所のNo.1女性弁護士」と紹介していた代理人は、伴っていなかった。

 約2時間で裁判所との話し合いを終えた松居は「お1人ですか?」「帰りも電車?」という質問に対してのみ、「もちろん」と短く返答。転倒したカメラマンを「大丈夫?」と気遣う言葉もあったが、調停の内容については口をつぐんだ。

 帰路も報道陣が追いすがり、地下鉄を自宅とは逆方面に乗ってしまうトラブルも発生。渋谷駅でバスに乗り換えて帰宅した。「ご苦労さまでした」と頭を下げて自宅に入った45分後に、ブログを更新。「バスは最高。席は、一番前がだーい好き」と“珍道中”をつづったが、最後まで調停には触れなかった。

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