日テレ10月は不動の改編「あえていじらず」ゴールデン改編率たったの4・8%
日本テレビが5日、東京・港区の同局内で10月期の改編説明会を開いた。ただ、基本的に1クール(3カ月)で移り変わる連続ドラマや、タイトル変更や枠移動の番組を除くと番組表に変更がほとんどない不動の改編となった。
番組が入れ替わるのは、プライムタイム(午後7時~11時)では、水曜10時、土曜10時、日曜10時30分からの連続ドラマ枠だけ。あとは金曜8時の「究極の○×クイズSHOW!!超問!真実か?ウソか?」が「超問クイズ!真実か?ウソか?」にタイトルが変わるのみだ。
ゴールデン帯(午後7時~10時)とプライム帯については編成局担当次長兼編成センター編成部長の岡部智洋氏も「ほぼ無改編です」と認める動きのなさ。編成を担当する立場としては、新たなチャンスを狙う若手クリエイターの不満が発生するなど、変更しないリスクもあるといい、「無改編というのは実はチャレンジングで、“あえて”GP(ゴールデン・プライム)をいじらずいったことは申し上げたい」と考えた末の結論だったと強調した。
改編率は全日は13・0%だが、これは平日朝の情報番組「スッキリ!!」のタイトルが「スッキリ」になり、内容も水卜麻美アナが加わるなどリニューアルがあることを含めてのもの。連続ドラマが3枠あるプライムは12・1%。ドラマが含まれないゴールデンは4・8%という低さで、タイトルを変更する「超問クイズ-」だけの「実質的には0」(岡部氏)の改編となった。
配布された資料も新番組の情報が記載されているのはたったの5ページと簡潔なものだった。