宙組新人公演 3度目主演の瑠風「もっと芝居の引き出し増やしたい」
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宝塚歌劇団宙組新人公演「神々の土地~ロマノフたちの黄昏~」が5日、兵庫・宝塚大劇場で行われた。主演の瑠風輝(るかぜ・ひかる)はこれが3度目の主演。トップスターの朝夏まなとの退団公演でもあり「とにかく朝夏さんを目に焼き付け、学ばせていただきました」と、ストレートプレイに近い、難しい芝居に果敢に挑んだ。
今回の相手役は、今春に初舞台を踏んだばかりの夢白(ゆめしろ)あや。成績4番で入団した期待の娘役で、大抜擢に応え、大人の女性を懸命に演じた。そんな下級生を引っ張り、主演した瑠風は「どれだけ役を愛し、生きられるかが大切。もっと芝居の引き出しを増やすことが課題です」と目標を高く掲げた。
また研3の鷹翔千空(たかと・ちあき)が2番手役に。「男役としての立ち居振る舞い、技量がまだまだ追いつかない。でも追いつかないなりに、持てる力は全部出しました」と振り返っていた。