歌手の奥田民生が６日、日本テレビ系「スッキリ！」で、大ファンであるプロ野球・広島が優勝したら応援ソングを作る約束をしているものの、プレッシャーに悩まされている現状を明かし、同郷のポルノグラフィティに「責任ばらすために共作しよう」と呼びかけた。

　番組では、ポルノグラフィティがゲストとして生出演したが、同じ広島出身の奥田がＶＴＲでメッセージを寄せた。

　奥田はポルノとの共通の話題である広島についてコメント。奥田は、「（球団から）優勝したら曲を作って下さい（と言われ）『分かりました、優勝したら作りましょう』という話を何年も前からしていた」と明かし、ついに去年、悲願のリーグ優勝を飾ったものの「どうしていいか分からない…。実はすごいプレッシャーで」と本心を打ち明けた。

　「例えば、自分の曲を球場とかで歌われて、使い出した瞬間に負けだしたらどうするんですか？絶対その曲辞めろっていう話になる」と、自分の曲が連敗要因の一つになる恐怖を吐露。そんなプレッシャーを克服するために、奥田は「それこそ、責任をバラすためにも共作したらどうだろうか。そうすれば俺のせいだけで負けたことにはならない」と語り、ポルノグラフィティの２人に向け「Ａメロ先に作るから、肝心なところ作ってもらうっていうのはどうですか？」と呼びかけた。

　これをスタジオで聞いていたポルノグラフィティの２人は「初めて言われた」と困惑も「もし機会があればぜひ」と前向き。だが「民生さんが言っていたように、負け始めたらプレッシャーなので、責任をバラすとは言えちょっとキツイ」と正直に話すと、ＭＣの加藤浩次から「もうちょっと分散しますか？」と聞かれ「堂珍（嘉邦）君とか、くるりの岸田（繁）君とか、たくさんいらっしゃるので」とカープファンのアーティストの力を結集して応援歌を作ろうと、壮大な計画を明かしていた。