橋本元神戸市議 全ての疑惑を認める…自民議員団の調べに
神戸市議を辞職した橋本健氏(37)に政務活動費の架空請求疑惑が持ち上がっていることについて、内部調査を行っていた神戸市会の自民党会派は6日、各会派の代表者で構成する「代表者会議」で調査結果を報告した。会議後取材に応じた自民党会派の安達和彦団長(63)は「本人は全て認めております」と説明した。
一連の疑惑を巡って、自民党は6人からなる調査チームを8月29日に設置。4日に橋本氏から聞き取りを行った。安達団長によると、橋本氏は不正に得た政活費を「事務所費用やその他政治活動のための諸費用」に充てたという。
橋本氏は、疑惑を報じられた8月23日に会見し、政務活動費の架空請求疑惑を否定。一方で橋本氏がデザインを発注したとする印刷業者は「実際には印刷の仕事をしないのに請求書と領収書だけ発行してほしいと頼まれて渡したことがありました」と書面を通じて主張していた。
橋本氏は、疑惑に関して説明することなく「一身上の都合」として、8月29日に辞職願を郵送で提出。同日、議長から辞職が許可されていた。