タレントのビートたけし（７０）がフジテレビ系「２７時間テレビ」で２００８年から演じてきた花火師キャラクター「火薬田ドン」が１０日未明、同番組内で引退式を挙行したが、続行を示唆する結末となった。

　火薬田は金髪パンチパーマのヅラに太く書いた眉とヒゲ、サングラスに黒い紋付きを羽織って「松居一代だってできたんだ」と動画再生風に登場。

　「重大発表があります」とくす玉を割ると「火薬田ドン　引退式」の文字が。「私、花火師　火薬田ドンは浅田真央、宮里藍、加藤一二三、そして、日枝会長に続いて、引退することを決意致しました」と表明した。

　体力の限界や「おじいちゃん　もうやめて～　恥ずかしい、学校に行けない！死んでしまえ！」という孫の声などで「モチベーションの維持が困難になった」と説明。

　初登場から抱いてきた不平不満の数々をぶちまけ、「全てあの明石家さんまのせいです。あいつは本当に悪いやつなんです。ただの出っ歯じゃありません。ＳＭＡＰの解散も明石家さんまのせいです。諸悪の根源の明石家には罰として『大竹しのぶともう１回結婚するの刑』これに処して下さい」などと、引退声明を読み上げた。

　カラス田カア、サギ田トキ、北野イタ子、モトッチージ・マスゾエなどにふんして体を張った９年間がＶＴＲで振り返られ、「三尺玉をドカンと打ち上げてお別れしたいと思います」と花火小屋に入った火薬田だが、転んで花火が暴発。

　崩壊した花火小屋からススだらけの顔を出して「絶対、今年で辞めてやる！怒った！なんだこりゃ！」とぼやいたが、倒れた小屋の壁には「また来年！」と書かれているというオチだった。