「ほうろう」の小坂忠、ステージ4のS字結腸がん 胃がんも見つかり手術していた
名盤「ほうろう」で知られる歌手の小坂忠(69)がステージ4のS字結腸がん、胃がん、急性胆のう炎を患い、8月31日に3つの消化器臓器の切除・摘出手術を受けていたことを、公式サイトで明らかにしている。
小坂は8月5日にツイッターで、胆のう炎で入院したことを報告。同29日に公式サイトで「8月1日に急性胆嚢炎で入院。検査の中で他にも病巣が見つかって31日に切除・摘出手術になった」と公表した。
今月2日、スタッフ名義で「10時間に及ぶ手術でした。急性胆嚢炎で入院しましたが、検査で見つかったのはS字結腸癌(st4)。その後、胃癌も見つかり、31日は3つの消化器臓器の切除・摘出手術でした」と、「病巣」ががんであったことが明かされた。
入院から手術までは「1か月間の完全断食でしたが、その間、痛みもなく平安を守られました」といい、今後は「各臓器の機能回復と他への転移の検査や合併症の予防など、入院・闘病生活が続きます」という。
小坂は「元気になって帰って来ます」と復帰を約束。9月23日開催の「中津川 THE SOLAR BUDOKAN 2017」出演はキャンセルされている。
小坂は1966年にロックバンド「ザ・フローラル」でメジャーデビュー。細野晴臣、松本隆らとのロックバンド「エイプリルフール」結成やミュージカル「ヘアー」出演を経てソロデビューし、75年に歴史的名盤「ほうろう」を発表。同作収録の「しらけちまうぜ」は95年に東京スカパラダイスオーケストラが小沢健二とカバーしている。