斉藤由貴、会見のうそも響いたANN休止 「写真等も含めた総合的判断」
50代医師とのダブル不倫の影響で、女優の斉藤由貴(51)が担当していたラジオ「オールナイトニッポンMUSIC10」(ニッポン放送、月~木曜、後10時、斉藤は木曜日を担当)を14日放送回から無期限で休止することが決まった。今回の決断にはラジオならではの事情も影響していた。
「-MUSIC10」は原則生放送で、斉藤は不倫が明るみに出た後も番組に出演。7日も「飯がまずい毎日を送っている斉藤由貴です」など、渦中にある心境を語っていた。良くも悪くも、出演者の精神状態がそのまま放送になるラジオらしい一幕だった。
この日の定例社長会見で岩崎正幸社長は、斉藤の所属事務所との話し合いの中で「本人の今の状況を考えると、パーソナリティーを務めるのは難しい」という結論に達したと説明した。何かを語れる状況になければラジオDJを継続することは難しい、となる。
休止に至った理由を、会見に同席した松浦大介編成局長は「ただの不倫ではなくて、最初の会見、その後に出てきた写真等も含めた総合的な判断となりました」とし、「不倫イコール休養ということではございません」と語った。最初の会見とは、不倫の第1報を受けた8月3日の会見のこと。この段階では、斉藤は好意を持っていたことは認めたが、男女関係については「そういうことではないです」と否定していた。
キス写真などの続報の影響も強く、最初の会見でついた「うそ」だけが出演休止の理由ではない。松浦編成局長もうそがなければ休止は免れたか、との質問に「仮定の話はしづらいです」と渋い表情で語っている。ただ、リクエストを介してリスナーと交流するという番組内容を考えると“言葉の重み”が損なわれる振る舞いだったことは否めない。ドラマ出演とはまた違ったラジオの特徴があることをうかがわせた。