真矢ミキ、高認試験5科目合格を報告 「こんなアホだったのに…」と涙
女優の真矢ミキ(53)が18日、レギュラー出演しているTBS系「ビビット」(月~金曜、前8時)で、8月初旬に行われた高等学校卒業程度認定試験を5教科受験し、すべて合格した模様を報告した。
周知の通り、宝塚音楽学校を経て、81年に宝塚歌劇団に入団。活躍したが、当時の宝塚音楽学校には高校卒業と同じ資格を得られるカリキュラムがなく、学歴上は真矢は「中卒」となっていた。
このことに「コンプレックスには思っていなかった」としていた真矢だったが、「高校・大学にいけなかったっていうとこの穴、人生の穴を背負ったまま歩いていくんだな」、「埋められるものなら今からでも埋めてもいいのだと分かって」と思うに至って試験に挑むことにしたという。
高等学校卒業程度認定試験は、かつては「大検」と呼ばれていた試験。高卒資格を持たない人が大学受験資格を得るためのもので、最低でも8科目に合格しなければならない。一度合格した科目は累積していくため、今回、真矢は国語、世界史、日本史、現代社会、英語の文系5科目に絞って受験した。
密着VTRでは今年1月に塾に通い始め、追い込み期間に入った7月には、平日午後に5時間も塾にこもり、試験直前も集中講義を受けたと伝えられた。合格発表の瞬間は、「怖い、怖い」と漏らしながら1教科ずつ見えるように紙を少しずつ折り曲げて確認したが、結果は晴れて受験5科目すべてで合格。「こんなアホだったのに…。すごくないですか!」と感涙していた。
平日朝の「ビビット」出演はもちろん、テレビ朝日系ドラマ「黒革の手帖」の出演など、仕事の合間をぬって学力を高めてきた。生放送のスタジオでも共演者から祝福された真矢は「ドラマが入らないと思っていた」と、想定以上にスケジュールが過酷だったことも告白。「コメンテーターの方が素晴らしいので、せめて足元にでも及びたいと思って勉強を始めたんですけど」と自己研さんへの思いを語った。
残るは数学と理科からの3科目。今後も合格を目指し、「大学も見据えたい」とした真矢だったが、「本業がおろそかにできないので。行くだけがいいことじゃないので」と、慎重に語っていた。番組でタッグを組む国分太一は「自分も合格した気分です」と喜んでいた。