NHK総局長「ひよっこ」ロスを「心配」
NHKが20日、東京・渋谷区内の同局で放送総局長会見を開いた。好評を得ている朝ドラ「ひよっこ」について木田幸紀放送総局長は「『ひよっこロス』という人たちが大量発生するのではないかと心配しております」と語った。
木田総局長は「思い起こせば4月の会見の時にリアルタイムの視聴率があれ(伸び悩んでいる)、という感じだったんですけど、夏場に入って非常にたくさんの方に視聴していただきまして、この場を借りて、皆さんに応援していただいて、お礼を言いたいと思います」と尻上がりに内容、視聴率の両面で高評価を得たことに感謝した。
残りわずかの放送期間となり、「最終回の視聴率がどうかというのもあるんですが、『ひよっこロス』という人たちが大量発生するのではないかと心配しております」と語った。朝ドラからの「○○ロス」は、最近では「あまちゃん」のように作品全体で話題になった「あまロス」や、ディーン・フジオカが「あさが来た」で演じて人気を博した五代様こと「五代友厚」が出番を終えた後の「五代ロス」などが広がった。
木田総局長は「そこは続いて放送される『わろてんか』(10月2日スタート)に託して、今度は朝から大いにわらっていただいてエネルギーを充填していただければと思います」と次回作のアピールも忘れなかった。