安室奈美恵 40歳誕生日に引退発表 理由明かさず…関係者も戸惑い

 歌手の安室奈美恵が40歳の誕生日を迎えた20日、デビューから丸26年となる来年9月16日をもって引退することを、自身のホームページで電撃発表した。14歳でデビューし、史上最年少(当時19歳)で日本レコード大賞を受賞するなど、数々の記録を打ち立ててきたレジェンド歌姫。「皆様、安室奈美恵の最後の1年を、どうぞよろしくお願い致します」と日本語と英語で胸中をつづった。

 今月16日と17日に、故郷の沖縄でデビュー25周年記念野外ライブを成功させたばかりの安室がつづった言葉は、あまりに唐突で、あまりに衝撃的だった。

 40歳の誕生日となった20日の午後6時50分、ホームページのNEWS欄を「ファンの皆様へ」と題して更新。「先日9月16日にデビュー25周年を迎えることができました。皆さんの応援、支えがあって25周年目をスタートできた事に心から感謝しております。ありがとうございます」と感謝の気持ちを表した後、本題に触れた。

 「今日は、私が長年心に思い、この25周年という節目の年に決意した事を書きたいと思います。『わたくし安室奈美恵は、2018年9月16日をもって引退することを決意致しましたので、この場を借りてファンの皆様にご報告させていただきます。』」

 具体的な引退理由は明かさなかった。所属するエイベックスの関係者も「理由はまったく分かりません。本人にしか分からないと思います。沖縄でのライブのときには、変わった様子はなかったのですが…」と戸惑いを隠せなかった。

 25周年の節目も、精力的に歌手活動をこなす意向を示していた。新曲「Showtime」がTBS系ドラマ「監獄のお姫さま」の主題歌、同じく新曲「Hope」がフジテレビ系人気アニメ「ONE PIECE」の主題歌に決まっている。同社によると、11月8日発売に向けて準備が進められていたベストアルバムは当初の予定通り発売。リリースのタイミングでラジオ出演を予定している。国内、アジアを含めたコンサートツアーも調整中という。

 沖縄アクターズスクール出身の安室は、1992年9月16日に「SUPER MONKEY’S」のメンバーとしてデビュー。95年4月に初のソロ曲「太陽のSEASON」を発売し、プロデューサー・小室哲哉(58)とのタッグでスターダムを駆け上がった。90年代後半にはミニスカ&ブーツのスタイルをマネする女子中高生が『アムラー』と呼ばれ、社会現象となった。

 96、97年には2年連続で日本レコード大賞を受賞。「CAN YOU CELEBRATE?」「SWEET 19 BLUES」などヒット曲は数知れず、女性歌手として初めて10、20、30代の3世代ミリオンセールスも記録。CDとDVDの総売り上げは3700万枚を突破している。

 安室はブログで「引退までのこの1年アルバムやコンサート、最後にできる限りの事を精一杯し、有意義な1年にしていきたいと思ってます」と完全燃焼を宣言。日本音楽史に数々の伝説を残した唯一無二の歌姫は、残された時間を全力で駆け抜ける。

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