多部未華子、小日向文世との本物キスシーン「慣れました」
女優の多部未華子(28)が21日、横浜市内で行われた主演舞台「オーランドー」(23~10月9日、横浜市のKAAT、10月26~29日、東京・新国立劇場中劇場)の公開稽古に登場し、俳優・小日向文世(63)とのキスシーンを披露した。年の差35、しかも多部が少年貴族オーランドー役、小日向がエリザベス女王役という男女逆転のシチュエーションだが、多部は「もう慣れました。光栄です」と余裕の表情だった。
一方の小日向は「稽古場で1度、メークしないで(キスを)したんですが、多部さんのファンに殺されるのでは、と思いましたね」と照れ笑い。顔を近づけてキスするふりだけでごまかすこともできたが、演出を手がける俳優で演出家の白井晃(60)に「ブチュッとやって」と“本物”をリクエストされたという。「“ヤッター”って思いましたね」としてやったりの表情だった。
物語は16世紀のイングランドが舞台。エリザベス女王(小日向)をはじめとする数々の女性をとりこにする美貌の少年貴族・オーランドー(多部)の数奇な運命を描いている。オーランドーが恋に落ちるロシアの美しい姫・サーシャを小芝風花(20)、貴族の女性たちを俳優の戸次重幸(43)、池田鉄洋(46)、野間口徹(43)が演じている。
出演者6人で20役以上を演じることになっており、白井は「役者さんたちの楽しい7変化ぶりが見られます」とにっこり。しかし、野間口は「8月1日から稽古をしてて、稽古期間が長くて、稽古時間も長い。夏休みは『オーランドー』にささげました」とクレームを付け、笑いを誘った。