オダジョー 日本映画を憂う「漫画、原作モノに流されやすい」

 俳優のオダギリジョー(41)が21日、大阪市内で行われた主演映画「エルネスト」(10月6日公開)の舞台あいさつに登壇。自身の生活を振り返り「しっかり生きなきゃなと思います」としみじみと話した。

 キューバの革命家チェ・ゲバラの率いたゲリラ部隊に属する日系人を演じたオダギリ。チェ・ゲバラについて質問されると「僕は安全で恵まれた日本で、生ぬるい、自分でも情けないなと思う生活を送っている」と自己分析。「ゲバラの生き様みたいなものをみると、自分に喝を入れてもらうようで気持ちが引きしまる。しっかり生きなきゃと思います」と話した。

 また、オダギリは日本映画について「漫画や原作ものに流されやすい。映画ファンとしても心配してしまう」と憂いを吐露。その上で「この映画が選択肢にあるのは非常に意味があると思う」と力を込め、本作についても「一生に一度、出会えるかどうかの作品。必ず自分の財産になると確信がある」とアピールした。

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