斉藤由貴 不倫の代償…NHK大河「西郷どん」もCMも降板

 妻子ある50代の医師との5年にわたるW不倫を認めた女優・斉藤由貴(51)が、出演予定だった2018年1月スタートのNHK大河ドラマ「西郷どん」を降板することが21日、分かった。NHKが発表した。さらに、エミネットの飲料水「天使のララ」、KDDI「au」の2社のCMも降板が決定。不倫発覚後も女優としての仕事は堅持していた斉藤だったが、ついに大きな役を失った。

 不倫騒動の代償は大きかった。

 斉藤は「西郷どん」で、篤姫の女中頭・幾島役を演じる予定だった。降板を申し出たのは斉藤側で、21日に出演辞退の意向を伝え、NHK側がこれを了承した。NHKは「検討した結果、予定通りご出演いただくのは難しいと判断し、出演者を変更する」と説明、斉藤の後任の選考を進めている。

 出演していた2社のCMも降板する。「天使のララ」を販売するエミネットは「スポンサーの枠を超えて弊社と11年間親しくさせていただきました。今回このような形で決断せざるを得なかった事を、とても残念に思います」とコメント。女優・夏帆(26)の母親役を演じていたKDDI「au」のCMも降板が決まった。斉藤の所属事務所は「周囲に迷惑がかかると判断」し、出演を辞退したことを明かした。神奈川県手話普及推進大使についてはどうするか検討中だが、10月8日に行われるイベントへの出演は取りやめた。

 斉藤は8月3日に週刊誌で不倫が報じられ、同日行った会見で不倫を否定。しかし、その後キス写真などが流出し、不倫を認めた。

 大河とCM2本以外にもパーソナリティーを務めていたニッポン放送のラジオ「オールナイトニッポンMUSIC10」(木曜担当、後10・00)は無期限出演休止になっている。映画「氷菓」(11月3日公開)、「いぬやしき」(18年公開)の公開、NHK Eテレ「高校講座『物理基礎』」(水曜、後2・20)の出演については現時点で変更はない。

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