笑点の初代座布団運びは生活保護を受けていた…落語も5年間やっていなかった
国民的な長寿番組の日本テレビ系「笑点」で初代座布団運びを務めていた落語家の桂文字助(71)が、22日放送のTBS系「爆報!THEフライデー」に出演し、生活保護を受けている近況を明かした。
文字助は「笑点」の初代司会を務めた故立川談志さんの弟子。34歳で真打ちになったが、酒に溺れ、多額の借金を作り、妻には逃げられた。異常酩酊(めいてい)でしくじりを繰り返し、談志さんともケンカ。この5年間は落語も「やってない」という。
現在の風貌は白いヒゲが伸び、仙人のよう。「今(歯が)1本もない」という。6畳と3畳の2間、家賃5万6千円の自宅で5年前から一人暮らししているといい、「お上が払ってんだよ。俺は生活保護を受けてんだよ」と説明。生活保護から家賃や光熱費を引いた6万円が生活費で、生活に必要な最低限の物はもらい物ですませているという。
番組では同門の立川談四楼(66)と、2代目座布団運びの毒蝮三太夫(81)が文字助の前に現れ、いまだに酒をやめられない文字助に毒蝮が「ちゃんと談志に(恩を)お返ししなさいよ」と説教。文字助が5年ぶりに高座に上がったところで終わっている。