安室奈美恵、「本番中、寝ていた」夜もヒッパレ共演の中山秀征明かす
タレントの中山秀征が24日、日本テレビ系「シューイチ」に生出演し、引退を発表した歌手・安室奈美恵の10代のころの秘話を披露した。
1994年4月から放送されていた同局系「THE夜もヒッパレ」で共演していた中山は、「初めて会った時から、この子は違うと分かるぐらいすごかった。歌唱力とか美貌とか、踊りとか、全部兼ね備えていた」と、安室の10代からの輝きを振り返った。
番組は毎週、ベストテン形式で曲を紹介し、レギュラー出演していた安室らが自身の曲ではなくほかのアーティストの曲を歌うというもの。
収録は東京・麹町の日本テレビで行われたといい、当時16歳だった安室は電車でスタジオに通い、「日本テレビに電車で来て、レッスンしてリハーサルに臨んでいた」という。
本番でも安室の存在感は際立っていたといい、「当然、安室ちゃんも数々のアーティストの歌を歌ったんですけど、人の歌を歌うときは力量が出ちゃう。安室ちゃんは16、17歳の若さで見事に歌いこなしちゃう。なおかつフリも付けて、それでみなさん度肝を抜かれちゃう。その中で安室ちゃんが個性で自分の歌に変えていっちゃう」と振り返った。
さらに中山はレコード会社の関係者は、安室に自社の曲を歌ってほしいと番組ディレクター、プロデューサーに懇願したというエピソードも披露。「(番組は)金曜日の放送だったんだけど、安室ちゃんに歌ってもらうと月曜日の売り上げが変わったっていうんだから」と明かした。
共演期間中、安室はスターへの階段を駆け上がっていったが、「(共演した)後期の方は、安室ちゃんは相当、ハードなスケジュールでふと気付くと隣で寝ていました。本番中、寝ないようにって何度も注意したことがありますよ。って言うぐらい自然体も安室奈美恵の魅力でした」と懐かしそうに振り返っていた。