AV題材作が日本代表 東京国際映画祭…原作者・紗倉まな「感動で震えています」

 「第30回東京国際映画祭」(10月25日~11月3日、東京・六本木ヒルズなどで開催)のラインナップ発表会が26日、都内で行われ、日本からは、アダルトビデオ(AV)を題材にした映画「最低。」(11月25日公開)と、こじらせ女子を描いた「勝手にふるえてろ」(12月23日公開)の2本がコンペティション部門に選出されたことが分かった。

 「最低。」は現役セクシー女優の紗倉まな(24)の初めての書き下ろし小説が原作。世界に向けて発信される映画祭の日本代表にAVが題材の作品が選ばれたとあって、瀬々敬久監督(57)は「偏見もある中で選んでいただきありがとうございます」と感謝した。紗倉も自身のツイッターで「本当に凄いお知らせに、感動で震えています」と驚きの心境をつづっている。

 物語は、家庭での不満を募らせAV業界に足を踏み入れてしまう主婦(森口彩乃=31)、AVの仕事にやりがいを感じている女性(佐々木心音=27)、元AV女優の母(高岡早紀=44)に振り回される女子高生(山田愛奈=19)の3者の視点で描かれている。現役を続ける紗倉が友人や家族の心境を緻密に描写しており、瀬々監督は「今の日本は、AVは日常に近しい存在になっている。そういう中でAV女優も普通の生活をしていることを描きたかった」と日本だからこその作品であることを強調した。

 劇中では大胆なヌードも披露している森口は、コンペに選出されたことを喜びながらも「最初は引き受けてうれしかったけど、(撮影が)始まる前は“なんで引き受けたのか”って思いました」と自ら暴露し、笑いを誘った。また、モデルとして活躍し、同作が女優デビューとなった山田は「いきなりコンペ…見てくれる人が共感してくれたら」と戸惑いながらコメントした。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

芸能最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(芸能)

    話題の写真ランキング

    デイリーおすすめアイテム

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス