「けもフレ」 2期目実現へテレ東社長尽力「世界のファンとまったく同じ思い」
テレビ東京が28日、東京・港区内の同局で定例の社長会見を開いた。同局で今年1月から3月に放送され人気を博したアニメ「けものフレンズ」のたつき監督がツイッターで降板を公表し、ファンを中心に騒動になっていることについて小孫茂社長は「全国、あるいは世界多くのファンの皆さんとまったく同じ思いでございまして。何とか将来、すでに発表されているような第2弾ができるよう、いろんな形で模索していければ」と無事に第2期を放送できるよう尽力すると述べた。
騒動についてのコメントは、「私ども制作委員会の一員でありますので、制作委員会がすでにコメントをお出しになっております。これを超える私ども、あるいは私個人の見解は差し控えるべきかと思っております」と語るにとどめたが、放送局としての思いを続けた。
今年1月から3月の第1期がブームになったことを受け、すでに2期目の制作が発表されており、「私ども、全国、あるいは世界多くのファンの皆さんとまったく同じ思いでございまして。何とか将来、すでに発表されているような第2弾ができるよう、いろんな形で模索していければ。テレビ東京も制作委員会の一員としてそれが実現できるように、実現できてファンの皆さんにあらためて喜んでいただけるような努力を惜しまないつもりです」と結んだ。
今回の降板騒動は、たつき監督が25日にツイッターで「突然ですが、けものフレンズのアニメから外れる事になりました。ざっくりカドカワさん方面よりのお達しみたいです。すみません、僕もとても残念です」と発表し、表面化した。制作委員会にあたる「けものフレンズプロジェクト」は27日、公式サイトで「アニメーション制作会社であるヤオヨロズ株式会社より8月に入った段階で辞退したい旨の話を受け、制作体制を一から模索することになっているのが現状です」とたつき監督が所属しているヤオヨロズ側からの辞退だったと説明し、両者の言い分が食い違っている。