「君の名は。」ハリウッドで実写化 「SW フォースの覚醒」の監督らが担当
昨年公開され、日本歴代2位の興行収入250億円の大ヒットを記録したアニメ映画「君の名は。」が米ハリウッドで実写リメークされることが28日、分かった。同作を配給した東宝が発表した。
パラマウント・ピクチャーズと制作会社のバッド・ロボットが実写映画化権を獲得。プロデュースはバッド・ロボットの代表でもあり、映画「スター・ウォーズ フォースの覚醒」(15年)などを監督したJ・J・エイブラムス氏(51)らが担当する。英語字幕版の「君の名は。」を見てすぐに「(リメークを)やりたい」と乗り気になったという。
監督、キャスト、公開時期などは未定だが、脚本はSF映画「メッセージ」(17年)の脚色を担当したエリック・ハイセラー氏が手がけることが決まっている。オリジナル版の新海誠監督(44)は「『君の名は。』は日本に暮らす僕たちのローカルな想像力、ドメスティックな技術で組み立てた映画です。ハリウッドと交わることで、新しい可能性のようなものを見せてもらえるのかも、と楽しみに待っています」と期待を寄せた。
日本のアニメやコミックはハリウッドでも注目されており、今後も日本の作品がネタ元のハリウッド映画はまだまだ生まれそうだ。漫画家・木城ゆきと氏(50)の「銃夢」は「アリタ:バトル・エンジェル」のタイトルで18年公開予定。11年にMBSなどで放送され、12年、14年に劇場版も公開された「TIGER& BUNNY」の実写化も発表されている。