南果歩「今春から精神的疾患で闘病」と告白 3月に夫・渡辺謙の不倫発覚
16年3月に乳がん手術を受けた女優の南果歩(53)が1日、都内で行われた乳がんの早期発見を啓発する「15周年ピンクリボンシンポジウム」でトークショーを行った。夫の俳優、渡辺謙(57)と21歳下の元ホステスとの不倫が今年3月に報じられたが、南は「今年の春から精神的に疾患が出て、(がんとは)別の闘病があった」と告白。不眠や気持ちの落ち込みなども吐露し、夫の不倫に苦しむ心境を示唆した。
この日は白いブラウスにピンクのスカートで登場。昨年3月に乳房温存手術を受けたことを踏まえた上で、「今年の春から精神的に疾患が出て、別の闘病があった」と吐露した。
7月期の連続ドラマ「定年女子」(BSプレミアム)のオファーを受けていたが、「自分の精神的な部分でやり遂げられると確約できず、いったんは(オファーを)断った」という。しかし、制作サイドから強い要望があり、「いま、目の前の人たちを信じられなければ、一生私は人を信じられなくなると覚悟を決めて」出演を決断したと明かした。
さらに「2017年は荒波の中に小舟が翻弄(ほんろう)されている状態。だけど生きていることが大事」と自らに言い聞かせるように話した。
昨秋にもピンクリボンのイベントに出演した南は、司会者から体調を問われ「去年に比べて少し痩せた。今年はいろんなことがあったので」とも語った。さらに「気持ちが落ち込むことや、人に言えないこと、解決に時間がかかることがある。それでもあしたはやってくる。それが人生だといえる」「睡眠時間はあまりとれなかったが、サプリに助けてもらっている」と話すなど、精神的なつらさを言葉にした。
現在、心がけていることとして「怒らない」「悲しまない」「嘆かない」の3つを挙げた南。「きょうが人生最悪な日と思っても、あしたは最悪から2番目になっている。カッとなりやすい性格ですが、腹立たしいことを思っても1日寝て起きたら、“薄口”になっていますから」と集まった聴衆に語りかけた。
3月末に不倫が報じられた渡辺は、7月に記者会見を開き、その事実を認め、南に対し「これからも支えていきたい。軌道修正していきたい」と話していた。