「わろてんか」好スタートの陰に子役人気 夫役・松坂の年齢差に賛否も
NHK大阪放送局の定例会見が5日、大阪市内の同局で開かれ、2日に放送を開始した連続テレビ小説「わろてんか」(総合、月~土曜、前8・00)のスタートについて角英夫局長は「『ひよっこ』のバトンを受け継ぎ、いい数字が取れた。大阪らしい笑いも随所に見られ、子役の俳優に対する反響もいい」と分析した。
初回平均視聴率は関東20・8%、関西21・5%(ビデオリサーチ調べ)と好調。第1週でヒロイン・藤岡てん(葵わかな=19)の幼少期を演じる新井美羽(11)は、同局の大河ドラマ「おんな城主 直虎」で主人公・井伊直虎の幼少期・おとわを演じた人気子役。また、てんの幼なじみ・武井風太(濱田岳)の幼少期を鈴木福(13)が演じている。
同局によると、視聴者から「(新井美羽は)直虎の子だ!と思いながら楽しく拝聴した」「子役の女の子がかわいかった」「福君目的で、何十年かぶりに朝ドラを見た」など感想が寄せられた。 また、新井演じるてんと、のちに結婚する藤吉(松坂桃李=28)との出会いのシーンについては「(2人に)年の差がありすぎる」という意見と、「淡い恋に胸がきゅんとする」との賛否両論があるという。
同作品の後藤高久チーフプロデューサーは「ドラマの設定では、2人は6歳差。(現キャストで)無理があると言われればそうだが、見る人の価値観によって変わると思う。回想シーンがあるので、全員子役では違和感がある。松坂さんは高校生くらいの設定なので、そのまま出演とした。2週目からは、このキャストで間違いないと思っていただける展開になる」と期待を寄せた。