橋下氏VS中山氏 因縁法廷バトルが和解 橋下氏「コメントする予定はない」

 前大阪市長の橋下徹弁護士(48)らが、自民党大阪府連会長の中山泰秀前衆院議員(46)が大阪市との公式会議で述べた「覚せい剤」発言によって名誉を傷つけられたとして、1000万円の損害賠償を求めた訴訟が和解していたことが5日、分かった。和解は4日付け。

 両者を巡っては、昨年6月、中山氏が大阪市との公式会議の場で「前の市長の秘書だったかと思いますけど、報道で知ったが、覚せい剤で逮捕されたというのは本当ですか」などと発言。橋下氏らが名誉を傷つけられたとして、損害賠償1000万円を求める訴訟を大阪地裁に起こした。

 その後、中山氏は、橋下氏が昨年6月の会議直後にツイッターに「中山泰秀アホボンが、また大失態をやらかした」「情報源は2チャンネルらしい」などと投稿したことを問題視し、社会的評価を低下させているなどとして、1000万円の損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて昨年12月に大阪地裁に提訴していた。

 橋下氏は自身の弁護士事務所を通じ「本件に関して、一切コメント等をする予定はありません」とした。

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