音喜多氏、小池手法は「独裁」 「都民ファ」都議2人離党

 小池百合子東京都知事が事実上率いる地域政党「都民ファーストの会」の音喜多駿都議と上田令子都議が5日、離党届を提出した。

 都庁で記者会見した音喜多氏は、自身がメディア出演を禁じられたことを「言論統制。取材規制が行われた。政党としてやってはいけないガバナンスの欠如。代表や一部幹部による独裁を可能にする」と厳しい言葉で非難した。2人は昨年夏の知事選でいち早く小池氏を支援した“小池ファミリー”。古参メンバーの離反で、衆院選にも影響する可能性がある。

 2人は会見で、同党の数度にわたる代表人事が、小池氏を含む3人の幹部で密室で決められたことを「ブラックボックスそのもの」と断罪した。さらに「イエスマンはいらないというなら、ノーマンの意見も聞いてほしかった。情報公開が一丁目一番地というなら徹底してほしかった」と、過去の小池氏の発言を取り上げ「言行不一致」と指摘した。

 その上で「市場移転や東京五輪・パラリンピックなど都政に課題が山積する状態で、国政に手を伸ばすのが正しいとは思えない」と、「希望の党」代表に就いた小池氏の政治姿勢に対する疑問を離党理由の一つに挙げた。

 2人は今後、新たな会派を結成して無所属で活動する。

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