希望の党代表・小池氏「日本に足りないのは希望」

 第48回衆院選は10日公示され、12日間の選挙戦が始まった。週刊誌報道から離党、無所属での立候補となった女性2候補はともに、みそぎを込めた白のジャケットで地元から第一声を上げた。山尾志桜里候補(43)=愛知7区=は有権者から「きしめんを食べに来たのにまずくなった」と叱られたことを吐露。豊田真由子候補(43)=埼玉4区=も、「天国から地獄に落ちた」と自虐的に訴えた。選挙は与野党8党などから計1180人が立候補し、計465議席(小選挙区289、比例代表176)を争う。22日に投票、即日開票される。

 希望の党代表の小池百合子東京都知事(56)は、衆院議員時代の地元だった東京10区のJR池袋駅前で「安倍1強政治を、皆さんの1票で終わらせよう」と訴えた。緑色のジャケットにスカーフを身に着け「今、日本に足りないのは希望だ」と、党名を繰り返した。

 安倍晋三首相(63)が消費税増税分の使途を子育て支援に変更するとの方針には「超高齢化の波は見えている。消費税の使い道を変えるなんてしょぼい話じゃ、間に合わない」とばっさり。「GDP(国内総生産)を少々上げたからといって、大きな顔をするな」と批判のトーンを上げた。

 一方、安倍首相は福島市で「政権奪還後、経済再生を約束し、成果を上げてきた」と訴えた。

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