辻元清美氏「まっとうな政治を取り戻す」 議論なし解散初めて
第48回衆院選は10日公示され、12日間の選挙戦が始まった。週刊誌報道から離党、無所属での立候補となった女性2候補はともに、みそぎを込めた白のジャケットで地元から第一声を上げた。山尾志桜里候補(43)=愛知7区=は有権者から「きしめんを食べに来たのにまずくなった」と叱られたことを吐露。豊田真由子候補(43)=埼玉4区=も、「天国から地獄に落ちた」と自虐的に訴えた。選挙は与野党8党などから計1180人が立候補し、計465議席(小選挙区289、比例代表176)を争う。22日に投票、即日開票される。
立憲民主党政調会長の辻元清美氏(57)=大阪10区、写真=は午前に阪急高槻市駅前で出陣式を行った。「初当選から21年、7期目に挑戦します」と声を張りあげ「私は歴代11人の総理大臣と287回、国会で質疑してきましたが、議論もなくいきなり解散されるのは初めてだ」と安倍晋三首相を批判した。
「まっとうな政治を取り戻す。分断や排除から包摂、対話の政治へ。議論と情報公開。当たり前のことです。初歩の初歩です」と訴えた。支援者から花束を受け取り、笑顔で選挙カーに乗り込んだ。