安倍首相「ここにいる間は阪神ファンです!」小池代表と神戸でニアミス

 有権者に自民党候補の支持を訴える安倍晋三首相=神戸市東灘区(撮影・斎藤雅志)
 市民とタッチする希望の党・小池百合子代表=兵庫県宝塚市(撮影・三津山朋彦)
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 自民党総裁の安倍晋三首相と希望の党の小池百合子代表が衆院選公示後初の週末となった14日、神戸市内で“ニアミス街頭演説”を行い、舌戦を繰り広げた。

 午後2時頃から三宮センター街で声を張り上げた小池代表に対し、安倍首相は、3時間後の午後5時から、JR神戸線で5つ先の摂津本山駅に登場。ともに応援入りしたのは兵庫1区で、両者が同日に同じ選挙区入りしたのは公示後初めて。

 神戸の隣町、芦屋市出身の小池代表は、集まった200人の聴衆を前に「お友達優先」と総理をバッサリ。「国民ファーストの政治にする」と訴え、「安倍一強政治にしっかり緊張感を与え、ストップさせるために勝たせていただきたい」と支持を訴えた。

 安倍首相は、阪神タイガースがCSファーストSでDeNAに快勝したのを確認して登場。冒頭「皆さん、阪神勝ちましたよ。ここにいる間は私も阪神ファンです!」と、タイムリーなネタで約2000人の心をつかむ作戦に出た。

 野党について「当選するために党を変えたり看板を変えたりそういうことばっかり」と批判し、「自分の力で未来をつかみ取ることができる社会、働きたい人が働ける社会。それこそが“希望”ある社会なんです」と小池代表を当てこすった。

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