和田アキ子、父親の厳しい“しつけ”を明かす 「お父さんを殺して私も死にます」
歌手の和田アキ子が14日、BS朝日「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~」に出演し、幼少期に父親から受けた厳しいしつけを振り返った。
和田は大阪市で柔道の町道場を主宰する父親に6歳の頃から柔道を教え込まれた。小学生時には、体重100キロを超えていたという父からは、「女は飯と掃除だけはできなあかん」と言われ、100畳を超える道場の掃除をすることが日課とされていた。
現在では1人が亡くなったが弟は3人おり、長女だった和田は「私はちゃんとして欲しいというのがあったんでしょうね。きょうだいの中で一番、私がしばかれた」と厳しく育てられた。
時にはベルトのバックルで殴られ、バックルの留め具が、下唇を貫通。「今でも傷があるんです。親父が“ボケッ、コラッ”て殴ったんです。血だらけになって、貫通したまんま、泣きながら病院へ行ったのを覚えています」と振り返った。
そんな“しつけ”に「ちゃんとして欲しかったんでしょうね。でも、ことごとく反発しました。嫌いで嫌いでしょうがなかった」と複雑な“父娘関係”を告白し、「一回ね、“お父さん、私は本当にお父さんの子どもですか?”と言ったことがある。“もう耐えられない”と。“お父さん、寝てる間にお父さん殺して、私も死にます”と話したら、“おう、やってみいや、お前、先に殺してやるから…”。そういう父親でした」と涙ながらに回想した。
その後は家出を何度も繰り返し、高校に入学するも、父親が勝手に退学届を提出してわずか3日で退学となったという。