和田アキ子、36年前の子宮がん摘出振り返る 母親に“代理母”の打診も
歌手の和田アキ子が14日、BS朝日「ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~」に出演し、31歳での結婚からわずか2カ月で見つかった子宮がんについて振り返った。
和田は1981年6月にドラマ出演で知り合ったカメラマンの飯塚浩司さんと結婚。子どもの頃から憧れていたという穏やかな家庭を夢見て、当時のインタビューでは「子どもを早く産もうと言ってます。毎日、ニンニク食わせてまんねん」と話していた。
ところが和田は、その2カ月後、子宮がんが見つかり、子宮摘出手術を受けた。「最初は子宮がんと言われず、細胞を調べたいから1週間入院して欲しいと言われた。そしたら旦那がやっぱり全部取っちゃって。子宮を全部、取るしかない。進行が早いからと」と振り返った。
子どもを熱望していた和田は、夫の飯塚さんに対して「子ども生まれへんの?」と問うと、「無理だから」と返答されると、「てめえに権限があんのか、このやろーって。私の気持ち、分かってんのかって、何か投げたのを覚えています。36年前ですけど、結婚して2カ月ですから」とあまりのショックに取り乱したことを明かした。
飯塚さんは泣きながら「俺も子どもも好きだが、アコはもっと好き、元気でいてほしい。和田アキ子の歌も好きだ」と和田を説得したという。手術を受けた和田はそれでも子どもが諦められず、病室で付き添っていた自身の母親に「オカン、まだ生理あるの?」と問い、「浩司ので、オカンので産んでくれないかな」というやり取りがあったことも告白した。