川栄李奈 ピエール瀧と声優競演 「とと姉ちゃん」父娘が敵同士に
テクノユニット・電気グルーヴのメンバーで、俳優としても活躍するピエール瀧(50)と元AKB48の女優・川栄李奈(22)が、米ストップモーションアニメ映画「KUBO/クボ 二本の弦の秘密」(11月18日公開)の日本語吹き替え版で声優を務めることが17日、分かった。瀧は主人公・クボと共に旅をするクワガタ、川栄はクボを襲う闇の姉妹役。16年のNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では父娘だったが、今度は敵としてバトルを繰り広げる。
2人は「とと姉ちゃん」では、ヒロイン・小橋常子(高畑充希)が身を寄せる製材問屋・青柳商店のお隣さんで、仕出し弁当店・森田屋の大将・宗吉とその娘・富江を演じていた。今回の収録は別々だったが、「とと-」以来約1年ぶりの共演。瀧は「川栄さんは何かと縁のある子ですが、まさか敵同士の役になるとは」と思わぬ配役に苦笑いした。
一方、キャストに瀧の名前を見つけて「瀧さんとクワガタ、似ているなー」とほっこりしていたという川栄は、ガラリと変わった関係性に「なんだか不思議です」と複雑そうだった。
映画は実際の人形を1コマずつ動かしながら撮影するストップモーションアニメ。日本を舞台に、三味線の音色で折り紙に命を与えることができる少年・クボの冒険を描き、今年の米アカデミー賞長編アニメ賞にもノミネートされた。瀧は「入念な研究によって、細部まで丁寧に日本を再現しています。ぜひ見てほしい」。川栄は「自分なりの“怖さ”や“恐ろしさ”を頑張りました」と悪役ぶりをアピールした。