来年１月に十代目松本幸四郎を襲名する歌舞伎俳優の市川染五郎（４４）が１８日、東京・木場のデイリースポーツを訪れ、改発博明代表取締役社長に抱負を語った。

　父の松本幸四郎（７５）が二代目松本白鸚（はくおう）、長男の松本金太郎（１２）が八代目市川染五郎を同時に襲名する。３代同時襲名は、自身が染五郎を襲名した１９８１年以来３７年ぶり。「２代続けて（親子孫の）３代で襲名するのは初めてということなので、ありがたいことです」と感謝した。

　来年１、２月には東京・歌舞伎座で襲名披露公演を開催する。今月９日に左腕を骨折した市川猿之助（４１）も出演予定だが、「『間に合わせる』と言っていただいています」と染五郎は復活を信じて待つ。

　親子３代で巨人ファンを公言している染五郎だが、ＣＳファーストＳで敗退した阪神に「残念でございました」と同情した。改発社長に「来年は巨人と阪神で優勝争いを」と水を向けられると、「そうですね。でも最終的には（優勝は）ジャイアンツなんですが」とニヤリ。阪神を応援するデイリーの社内でも信念は曲げなかった。