尾上右近 猿之助代役の決意つづる「全身全霊で」
歌舞伎俳優・尾上右近が19日、半年ぶりにブログを更新。負傷した市川猿之助の代役として、今月10日から、東京・新橋演舞場で「スーパー歌舞伎2(セカンド) ワンピース」(11月25日まで)の主役を務めていることについての心境を伝えた。
猿之助は9日、公演終了後のカーテンコールで、花道の途中にある“すっぽん”と呼ばれる昇降装置で舞台から姿を消す際、衣装が絡まり、左腕開放骨折の重傷を負った。右近は事故の翌日から代役を務めている。
4月20日以来の更新となったこの日のブログでは、「猿之助のお兄さんの痛みを思う気持ち。そしてご無理のない限りでの一日も早いご復帰を祈る気持ち。想いは皆一つだと思っております。僕もその一人です。」と一日も早い回復を祈る気持ちをつづった。
そして「代役をさせていただいている身として、ワンピース歌舞伎をご覧になって下さったお客様お一人お一人に楽しかったと思っていただけるよう、全身全霊、無我夢中で舞台を勤めさせていただくことが今の僕に出来ることの全てです。共演者の方々、スタッフ方々、そして観客の皆様で手に手を取って乗り越えていきたいと思っております!」と千秋楽まで全身全霊で舞台にかける思いを伝えた。