テレビ東京の大江麻理子キャスターが１９日、同局で行われた自身が出演する選挙特番「ＴＸＮ衆院選ＳＰ　池上彰の総選挙ライブ」（２２日、後７時５０分）の取材会に、池上彰氏と出席した。大江キャスターはテレビ東京にとっての今年の漢字は「池」だと語り、「池」上氏との選挙特番へ抱負を述べた。

　今週の初めに青森県八戸市に取材に行った際に風邪をひいたと話す大江キャスターは、少し鼻声だったが、「本番までには治そうと思っております」とあいさつ。「年末になりますと、清水寺で今年の漢字が発表されますけれども、ちょっと早いですがテレビ東京にとって今年の漢字が何かなと私、考えまして。『池』だなと思ったんですね」と切り出した。

　その心は人気を博したテレ東の番組。「『池の水全部抜く大作戦』が多くの方のご支持を得ました。そして突然の総選挙になったということで、池上さんの容赦ない切り込みもまた今年中に楽しむことができるということで、テレビ東京にとって『池』というのはテーマになったのではないかと思っております」と続けた。

　選挙報道は、どの放送局も総力戦になる。「本当に多くの人間が携わってこの選挙特番はなり立っております。テレビ東京の選挙特番はやっぱり『イケ』てるねと言っていただけるように全員、力を合わせて頑張ろうと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします」とうまくまとめ、池上氏から「ずいぶん考えてきました？」と突っ込まれていた。

　池上氏が国政選挙の選挙特番を担当するのは６回目。“池上無双”と呼ばれる政治家への鋭い突っ込みや一口メモが好評を博している。今回は新企画も用意していると話す池上氏は「他局のさらに先に進んだもので何ができるだろうかというのをスタッフといろいろ議論してきまして、ある物を開発しました。が、企業秘密です」と自信を見せていた。